旧約聖書に出てくる女性たち
サラ

サラ彼女はサライという名前で呼ばれている。
彼女が「アブラハム」と結婚したのは、
まだカルデア地方のウルに住んでいた頃
であったが、
カナン地方を飢饉が襲ったため、
一族はエジプトへの避難を余儀なくされる。

アブラムはサライの美しさゆえに
自身に危害が及ぶと案じたので、
エジプト人の前では自分の妹
(実際、異母妹ではあった)
であると偽るよう彼女に懇願した。

その懸念は現実のものとなった。
サライの評判を聞きつけたエジプトの王ファラオは
彼女を娶り、その褒美としてアブラムには
莫大な富を与えた。

しかし、度重なる災いがファラオと
王家に降りかかるに及んで、
サライがアブラムの妻であることを知り、
二人をエジプトから送り出した。

アブラムの一行は放浪を続けた。この道程の途上、
神はアブラムと彼の子孫に対して
カナンの地を与える約束をした。

しかしサライは不妊の女であった。
彼女は75歳になるに至って自らによる出産を諦め、
女奴隷のハガルを側女としてアブラムに与えた。

サラは90歳のとき、幸福に満たされながら、
まさに約束された日取りにイサクを産んだ。
サラは127歳のとき、
キルヤト・アルバ(ヘブロン)で死んだ。