聖モニカ


聖モニカは、あの偉大な聖人アウグスチヌスの母である。
夫はパトリシオというかなりの道楽者で、
結婚当初は未信者であった。
彼女は信仰篤い女性だったので、
彼女の誠実な態度によって夫も感化され、
洗礼志願者となるまでに回心したが、
残念なことに志半ばで病に倒れてしまった。

彼女には3人の息子があり、
そのうちの次男が聖アウグスチヌスである。
彼は兄弟の中でも特に頭がよく、将来を嘱望された人物であった。
しかし成長するに従い、次第に堕落した人生を歩むようになり、
異教に心を傾け不品行な毎日を送るようになった。

このため彼女は非常に嘆き、それは後年
「彼女は、他の母親が息子の死のために流す涙より、
もっと多くの涙を 私の霊的死のために流した」
とアウグスチヌス自身の口から語られるほどであった。

しかし、ある司教の
「たくさんの涙の子は決して失われることはない」という言葉に慰められ、
息子の回心のため 血のにじむような苦行と祈りを神に捧げ続け、
20年近くかかって、ついにアウグスチヌスの受洗を見ることとなった。
聖モニカにならって、自分のためだけでなく、
    人のために祈る大切さを心にとめましょう。